タペストリー棒を100均素材で自作|名画をおしゃれに飾れます

みなさんはタペストリー棒をご存知ですか? 
タペストリー棒は、手ぬぐいや織物(タペストリー)など縦長の布を飾る棒です。タペストリー棒にはマグネットで作品を固定するタイプがあります。マグネット式のタペストリー棒は浮世絵や掛け軸作品の展示にも使えます。

マグネット式のタペストリー棒を自作する方法を紹介します。
日本画の展示例も紹介します。


準備

材料

  • 木材
  • マグネットテープ
  • 接着剤
  • カラーニス
  • サンドペーパー
タペストリー棒自作の材料

マグネットテープは幅10mmと20mmの2種類を使用します。
木材はマグネットテープの幅に合わせて幅10mm前後、20mm前後、厚さ2ー5mmの木材を使用します。

これらの素材や道具はホームセンターや100円ショップで購入できます。今回の素材はダイソーでそろえました。

道具

  • のこぎり
  • はさみ
  • はけ
  • ものさし
  • ペン
  • ひも
タペストリー棒自作の道具

手順

今回はA4縦サイズの作品を飾るタペストリー棒を作成する方法をご紹介します。

ステップ1 材料のカット

マグネットテープと木材をカットします。A4サイズの作品に合わせて木材は21cm、マグネットテープは19cmにカットします。

木材を切ると、切り口がささくれ立つ(バリ)ので、ささくれをサンドペーパで落とします。

木材とマグネットテープ
木材とマグネットテープをカット

ステップ2 マグネットシートの接着

マグネットテープを木材にはります。木材の両端1cmはマグネットシートは貼らないようにします。接着の強度を保つために接着剤の使用をお勧めします。

木材にマグネットテープを張った写真

ステップ3 色を塗る

タペストリー棒の色を変えたい場合は色を塗りましょう。展示する時に表側になる面にカラーニスで色を塗ります。作品やお部屋の雰囲気に合わせて色を選びましょう。

ステップ4 ひもを付ける

タペストリー棒を吊るすためのひもを取り付けます。ひもは細い棒の両端に取り付けます。
棒の端から5mmのところに1mmの切り込みをいれます。切れ込みの部分にひもを取り付けます。

これで完成です。さっそく、作品に取り付けてみましょう。

ステップ5 作品への取り付け

作品を裏返し、横幅を合わせ、マグネットで固定します。

展示サンプル

いくつか展示サンプルをご紹介します。
作品や飾る場所に応じて、タペストリー棒の色を変えるとよいでしょう。

左から『凱風快晴』『浅草田圃酉の町詣』『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』
左から『凱風快晴』『浅草田圃酉の町詣』『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』

『凱風快晴』/葛飾北斎 のダウンロードはこちらから
『浅草田圃酉の町詣』/歌川広重 のダウンロードはこちらから
『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』/歌川広重 のダウンロードはこちらから

掛け軸作品の一覧
左から『菖蒲と蛾』『鮎図』『芥子(けし)図』『達磨』『甲陽猿橋之図』
左から『菖蒲と蛾』『鮎図』『芥子(けし)図』『達磨』『甲陽猿橋之図』

『菖蒲と蛾』/鈴木其一 のダウンロードはこちらから
『鮎図1』/円山応挙 のダウンロードはこちらから
『鮎図2』/円山応挙 のダウンロードはこちらから
『芥子図』/鈴木其一のダウンロードはこちらから
『達磨』/白隠慧鶴 のダウンロードはこちらから
『甲陽猿橋之図』/歌川広重 のダウンロードはこちらから


マグネット式タペストリー棒は軽く、作品の装着もかんたんです。
季節やお部屋の雰囲気に合わせて作品を飾りませんか。
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