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和紙に印刷した浮世絵はそれだけで雰囲気がありますよね。飾り方を少し工夫すれば、浮世絵の魅力をさらに際立たせることができます。
ここでは、初心者でも簡単にできるフォトフレーム、額縁、タペストリー棒の3通りの飾り方をご紹介します。
フォトフレーム
フォトフレームは写真を飾るための額縁ですが、絵画にも適しています。ポストカードやパノラマ版など幅広い種類のサイズがあり、卓上でも壁掛けでも使うことができます。フレームの色も豊富にあるので、絵柄や部屋のテイスト、インテリアに応じてお好みのものを選ぶとよいでしょう。
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価格は手頃なものが多く、紙製のフォトフレームならA4サイズで500円~1,000円程度で購入できます。フォトフレームにはアクリルの透明カバーが付属されていますが、和紙の質感を楽しむために、透明カバーをつけずに展示するのがお薦めです。

左:『諸国滝巡り 和州吉野義経馬洗滝』/葛飾北斎 ダウンロードはこちらからどうぞ
右:『東海道五十三次之内 日本橋 朝之景』/歌川広重 ダウンロードはこちらからどうぞ
額縁
壁に浮世絵を飾る場合は、額縁がお薦めです。一口に額縁といっても、デッサン調のものから木製のシンプルなものまでさまざま。価格も幅広く、数万円する高価な額縁もあります。
今回は100円ショップで購入したシンプルな額縁をご紹介します。和紙の質感を表現するためにアルクリルカバーは外しています。
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左:『名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣』/歌川広重 ダウンロードはこちらからどうぞ
右:『六十余州名所図会 阿波 鳴門の風波』/歌川広重 ダウンロードはこちらからどうぞ
タペストリー棒
和紙の展示にぜひ試してほしいのがタペストリー棒です。タペストリー棒はその名の通り、タペストリーや手ぬぐいなど、布製品を飾るための道具です。
写真のタペストリー棒は磁石式のため、簡単に装着できます。両端に枠がなく、どの角度から見ても和紙の質感を味わうことができるのも魅力です。素材は木製やプラスチックなどさまざまあり、通販サイトで購入ができます。
「タペストリー棒 マグネット」で検索すると、各種サイズが表示されます。部屋の広さや飾る壁の大きさに合わせて選びましょう。

上:『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』/葛飾北斎 ダウンロードはこちらからどうぞ
左:『冨嶽三十六景 凱風快晴』/葛飾北斎 ダウンロードはこちらからどうぞ
右:『冨嶽三十六景 』/葛飾北斎 ダウンロードはこちらからどうぞ
お気に入りの浮世絵を部屋に飾りませんか
今回は手軽で簡単な飾り方をご紹介しました。どの展示方法にも共通しているポイントは、和紙の質感を表現するためにカバーを使わない点です。
浮世絵には日本の美しい春夏秋冬の風景が多く描かれています。季節を先取りして浮世絵を飾れば、家の中で季節を感じる暮らしを楽しめるでしょう。