国立西洋美術館リニューアルオープンを記念して、企画展「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」が開催されています。展示されている5作品の画像を会期中に無料でダウンロードできます。
世界文化遺産に登録された西洋美術館本館ミニチュア模型もダウンロードできます。
■お知らせ(2022/9/12)
9月11日の会期終了に伴い、5作品の無料ダウンロードは終了いたしました。
多くのダウンロードありがとうございました。
西洋美術館本館ミニチュア模型のダウンロードは、引き続きご利用いただけます。
国立西洋美術館の紹介 2022年4月にリニューアルオープン
国立西洋美術館は実業家の松方幸次郎のコレクションを基に1959年(昭和34年)に開館しました。
松方幸次郎は明治から大正にかけて活躍した実業家です。1910年代から20年代にかけて、西洋絵画や浮世絵を含む、約1万点におよぶコレクションを築きました。その後、西洋画コレクションは世界恐慌や戦後の混乱期に散逸してしまいましたが、戦後にフランス政府からコレクションの一部が寄贈返還され、国立西洋美術館に収蔵されました。
現在、国立西洋美術館には中世から20世紀にかけての西洋美術作品が収蔵・展示されています。常設展では西洋美術の流れを俯瞰することができるので、西洋美術の入門にはお勧めの美術館です。
2022年4月、国立西洋美術館は前庭を創建当時の姿に近づける工事を行い、リニューアルオープンしました。リニューアルした美術館に足を運んでみませんか。
国立西洋美術館のご案内(外部サイト)
本館は世界文化遺産に登録
国立西洋美術館の本館はフランスの建築家ル・コルビュジエの設計です。
2007年に日本の重要文化財に指定されました。
2016年には7カ国の17建築が「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」として世界文化遺産に登録され、国立西洋美術館本館もこれに含まれています。
国立西洋美術館の本館のミニチュア模型をペーパークラフトで作ることができます。
リニューアルオープン記念企画展 開催中
リニューアルオープンを記念して、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館との共同企画展が開催されています。フォルクヴァング美術館と国立西洋美術館のコレクションを比較しながら、自然と人間の関係性を探る展覧会です。
「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」
会期:2022年6月4日(土)~ 9月11日(日)
企画展の会期限定で、5作品の画像を教育目的での使用、または私的使用に限り、ダウンロードして利用することができます。
作品のご利用条件はこちらを参照してください。
『トル―ヴィルの浜』ウジェーヌ・ブーダン
19世紀のフランス人画家ウジェーヌ・ブーダンの作品です。屋外での制作を重視し、その制作手法は印象派の画家にも影響を与えました。空の描写には定評があり、「空の王者」と称されました。
『舟遊び』クロード・モネ
印象派のフランス人画家クロード・モネの作品です。モネは水、空、光など、刻々と変化する自然の姿をキャンパスに描くことを生涯探究しました。移ろいゆく自然は1枚の絵に表現することができないので、連作として作品を制作しました。本作品も連作の一部です。その他、代表的な連作は『睡蓮』『積みわら』『ルーアン大聖堂』『ポプラ並木』などです。
『ジギタリス』ポール・ランソン
ナビ派のフランス人画家ポール・ランソンの作品です。ナビ派は装飾性が強く、鮮やかな色彩の作品が特徴です。日本の浮世絵からも影響を受けています。
『聖なる象(ペリ)』ギュスターヴ・モロー
19世紀フランスで活躍したギュスターヴ・モローの作品です。象徴主義に属する画家です。神話や聖書のシーンを題材にした、神秘的な作品を多く手掛けました。
『サン=トロぺの港』ポール・シニャック
新印象派のフランス人画家ポール・シニャックの作品です。ジョルジュ・スーラと共に点描という技法を確立した画家です。点描は絵の具を混色せずに、キャンパスの上に点の集まりとして描く技法です。絵の具を混ぜると鮮やかさが失われますが、点描により明るい色彩表現が可能になりました。
関連情報
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作品の利用条件
利用期間:2022年6月4日(土)~ 2022年9月11日(日)
利用範囲:本作品は、教育目的での使用(*1)または私的使用(*2)に限り、画像をダウンロードして利用することができます。
*1 学校その他の教育機関(営利を目的として設置されているものを除く。)で授業を行う者が、専ら当該授業に使用することを目的として、必要と認められる範囲内で使用すること。
*2 個人的に、または家庭内、その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること。なお、営利目的ではない個人使用の場合でも、例えば、個人によるホームページ・ブログ・SNSでの情報発信、印刷して年賀状などや会報などに使用、また、私的使用の範囲を超え、ダウンロードして蓄積したり、印刷物を配布、郵送、電子メールなどで送信する場合は私的使用とは言えません。
詳しくは、国立西洋美術館公式サイト「著作権とポリシー」をご確認の上、ご利用ください。
https://www.nmwa.go.jp/jp/information/privacy.html