自宅に絵画を飾ってみませんか。お気に入りの絵画をダウンロードして印刷すれば簡単に世界の名画を自宅に飾ることができます。おなじ印刷するのであれば、少し用紙にもこだわってみませんか。ここでは絵画とくに西洋画に適したインクジェット用紙をご紹介します。
絵画印刷に適した用紙に印刷しよう
オフィス文書や学校のプリント物などを印刷するときには多くは普通紙を選んでいることと思います。また写真をきれいに印刷するときには光沢紙を選ぶのではないでしょうか。絵画を印刷するときにも絵画に適した用紙を選ぶことで、ぐっと雰囲気のよい作品になります。
絵画には一般的に発色がよく光沢のない用紙が適しています。また少し厚めの用紙を選ぶと高級感を感じることができます。用紙の表面の特性や紙の白さなども重要なポイントです。
キヤノンには絵画印刷に適した純正インクジェット用紙がいくつかあります。ここではそのうち三種類のインクジェット用紙をご紹介いたします。それぞれの用紙の詳細ページへのリンクも貼ってありますのでそちらも参考にしてみてください。
マットフォトペーパー
厚口で光沢のないフラットな質感の用紙です。発色がよく絵画の深い色合いも再現できます。比較的お求めやすい価格も魅力です。絵画の印刷には写真とは違って光沢のない質感が適しています。もちろん写真を印刷してもきれいに印刷できますし反射がないので見やすくポスターやカレンダーにも向いています。
プレミアムマット PM-101
マットフォトペーパーよりも厚く高級感があります。面質は凹凸の少ないスムースなものになっています。紙白は自然な白色で、発色がよく鮮やかな絵画の印刷にも適しています。染料インク、顔料インクの両方のプリンタで使用できます。
プレミアムファインアート・ラフ
基材はコットン100%、中性紙で酸を含んでいないため長期保存が可能です。プレミアムマットより厚手で高級感があり、面質は凹凸の強いテクスチャのラフ面となっています。自然な白色で発色もよく、油絵などの絵画を印刷に最適な用紙となっています。この用紙も染料インク、顔料インクの両方のプリンタで使用できます。
用紙のちがい
用紙の特性
ここで紹介した三つの用紙の違いをまとめてみました。厚みや白さが用紙によって異なることがわかります。白色度は一般に数値が高いほど白く感じます。しかし、アート作品の印刷には少し白さを抑えた用紙のほうが適しています。
マットフォトペーパー | プレミアムマット | プレミアムファインアート・ラフ | |
坪量(g/m²) | 170 | 210 | 320 |
厚み(mm) | 0.22 | 0.31 | 0.54 |
白色度(%) | 93 | 92 | - |
印刷してみましょう
これらの用紙を実際に印刷してみましょう。『Easy-PhotoPrint Editor』を使えば簡単に印刷できます。
レイアウトを変更して絵画の周りに余白を配置したり、絵画を用紙の中央に配置したりするのも簡単です。
『Easy-PhotoPrint Editor』はPC用アプリケーションだけでなく、スマートデバイス用のアプリケーションもあります。
スマホでもレイアウトを変更したり、用紙種類を変えて印刷することができます。
また豊富なテンプレートを用いてカレンダーやポスターを作ることもできます。
『Easy Photo Print Editor』の使い方はこちらで紹介しています。
『Easy-PhotoPrint Editor』の印刷設定[用紙の種類]で紙の種類を指定します。
マットフォトペーパーやプレミアムマットで印刷する場合は、[用紙の種類]で[マットフォトペーパー]を選択してください。
プレミアムファインアート・ラフで印刷する場合は、[用紙の種類]で[プレミアムファインアート・ラフ]または[マットフォトペーパー]を選択してください。
印刷結果
次に同じ作品をこれらの紙で印刷して仕上がりを比較しました。
作品はゴーガンの『ティーポットと果物のある静物』です。こちらからダウンロードできます。
比較のため、手元にあった普通紙での印刷も掲載しておきます。普通紙に比べると他の三種類の用紙がとても濃く鮮やかに印刷できています。特にファインアート・ラフは最も濃く鮮やかに再現しています。また、用紙のテクスチャの違いによって絵の雰囲気も違って見えます。
いかがでしたか?
用紙を変えることで西洋画の仕上がりをよくしたり、雰囲気を変えたりすることができます。ぜひ一度お試しください。
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